第3回目

| ― 見えたけど、動けない |
思考するためのフレームワーク 例えば クリティカルシンキング。 SWOT。 MECE。 このあたり、最近はもう普通に聞く言葉になりましたね。 「考える力が大事です!」 という話も、かなり増えました。 うんうん、その通りなんですが… さて、ではKT法はどうでしょう。 同じように“考えるためのもの”に見えるので、 「それって競合するんじゃないの?」 そんな風に思う人も結構います。 少し現場をイメージしてみます。 例えばSWOT分析。 会社の強み、弱み、機会、脅威。 整理していくと、課題が見えてきます。 ここまではかなりクリア。 「なるほど、うちの弱みここか」 なんて感じですね。 でも… そのあとです。 じゃあ、その課題どう解決するの? ここで少し止まります。 原因は何か。 どの打ち手を選ぶのか。 リスクはどう考えるのか。 どう進めるのか。 見えた。 でも動けない。 そんな感じです。 そこでKT法の出番です。 見えてきた課題を、 どう順番に解いていくか。 原因を整理して、 選択肢を比べて、 先回りしてリスクを考えておく。 曖昧だったものを、少しずつほどきながら前に進めていく。 KT法は、そんなイメージです。 こうして並べてみると、役割はシンプルです。 フレームワークは、課題を見える化する。 KT法は、その課題を動かしていく。 どちらが上、という話ではありません。 むしろ、つながって初めて機能する。 競合というより、 バトンを渡している。 そんな関係に近いのかもしれません。 |


