導入企業インタビュー

―KT法はビジネスパーソンの最強の武器

日立グループの人財開発を担う日立アカデミーは、IT・OT領域に加え、日本の競争力を支える“モノづくり”の現場に欠かせない人財育成を幅広く展開しています。
先進的な教育プログラムを通じて、グループ内外に高い付加価値を提供している同社。今回は、その第一線で活躍されている安川氏に、KT法(ケプナー・トリゴー法)が人材育成にどのように結びついているのかを伺いました。
対談
DISCUSSION
現在のご担当について教えてください。
日立グループの人財開発を担う、日立アカデミーという会社におります。その中で、主にITとOTそれぞれの技術の共通部分に関する教育の企画と運営をしています。今後は、そこにさらに“モノづくり”の人財育成も加わる予定です。つまり、ITだけではなく日本の製造業を支えるモノづくり人財を育てるという役割です。
KT法はその取り組みにどう結びついていますか?
私は、KT法はビジネスパーソンのリテラシーだと思っています。すべてのビジネスパーソンが持つべき基礎力であり、また仕事を進めるうえでの大切な武器です。したがってKT法を身につけた人を中心に仕事をすることで、組織の力は格段に高まると考えます。
KT法を受講して、各チームに変化はありましたか?
KT法を勉強してより深く学びたい、常に業務にKT法を取り入れるようになったという人もいます。一方で、KT法を知らない人たちに私がKT法を使って何かを示すと、「どうやってそんな発想ができるのか」、「なぜそんな綺麗に整理できるのか」など、驚きをもって受け止める方々もいます。そういう人たちには受講を進めるようにしています。
KT法を導入後、共有できる成果事例はありますか?
はい、前職(産業用部品の設計)を含めたくさんあります。
中でも印象に残っているのは、工場のユニットで不具合が発生したときのことです。KT法のPA(Problem Analysis)プロセスを使って原因をたどったところ、私はわずか2時間で真の原因にたどり着きました。ところが、オフィシャルなチームは原因を特定するまでに2週間かかりました。
このほか、新規ユニットの開発プロジェクトが混乱していた場に呼ばれた時も、同じアプローチで状況を整理しました。つまりSA(Situation Appraisal)です。チームリーダーにヒアリングを行い、状況を整理して、課題とアクションを明確化し「明日はこれをやりましょう」と方向を示すことで、混乱していた現場を落ち着かせることができました。
ご自身にとって、KT法に関わる中で最も大きな成果は何でしょうか。
KT法を学び実務に活かすことで、複雑な製品開発も期限管理・コスト管理もでき、ローンチまでこぎつけられるようになりました。
また、いろいろな部門でごちゃごちゃしたプロジェクトも整理でき、多くの部下をまとめるリーダーシップも発揮できるようになりました。
その結果、海外駐在や転職の決断を経て、今の立場に至るまで会社生活も私生活も充実するなど、これはKT法なしには考えられない!と感じています。
環境がどんどん変化し、新しい技術も生まれAIの台頭も目覚ましいです。
そんな中でも、KT法は、今の時代にも使えると思いますか?
はい、使えると信じています。KT法のプロセス自体は、時代が変わっても普遍的なものだと思います。ファンダメンタル(基礎的)な考え方なので、テクノロジーがどれほど進化しても変わりようがない。AIであろうと、最新のアプリケーションであろうと、その上に乗る仕組みは変わっても、根底には“KT法的な考え方”がなければ物事を進めることはできません。だからこそ、KT法の価値はこれからも揺るぎないと思います。ちなみに、生成AIと対話する際にも、KT法のアプローチを意識してプロンプトを整理すると、より良い回答にたどり着けることがあります。
KT法の導入を検討している方へ、アドバイスをお願いします。
迷うことなくやればいいと思います。
やるかやらないかだとしたら、やって損はありません。なぜなら、KT法は数多くの優れた管理者・意思決定者のやり方を私たちがトレースできるようにしたものだからです。つまり、KT法を使えば“優秀な人のやり方”をそのまま身につけられる。やらない理由がないと思います。
KT法の価値をひとことでまとめると?
私自身が思っているのは、KT法は最もファンダメンタルだけど、ビジネスパーソンにとって最強の武器だということです。




KT法は、やれば必ず成果につながる普遍的なフレームワークです。
安川氏の言葉が示すように、
KT法は「迷う理由がなく」「やれば損はない」
実践的な手法であり、個人・組織のあらゆる場面で役立ちます。



対談の様子を動画でもご紹介しています

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